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『ご存知ですか?機能性表示食品』
機能性表示食品はなぜできたの?
機能性を表示することができる食品は、これまで国が個別に許可した「特定保健用食品(トクホ)」と国の規格基準に適合した「栄養機能食品」に限られていました。
そこで、機能性を分かりやすく表示した商品の選択肢を増やし、消費者の皆さんがそうした商品の正しい情報を得て選択できるよう、2015年4月に、「機能性表示食品」制度がはじまりました。
国が認める表示制度は3本立てに
特定保健用食品(トクホ) | 機能性表示食品 | 栄養機能食品 | 健康食品 (いわゆる食品) |
|
---|---|---|---|---|
対象品 | 食品全般 | 食品全般 | ミネラル5種類、ビタミン12種類のいずれかの成分を含む食品 | 食品全般 |
機能性の評価者 | 国 | 企業 | - | なし |
必要な手続き | 許可制 | 届出制 | 国が指定した基準を満たせば表示可能 | なし |
マーク/表示 | ![]() |
パッケージ主要面に「機能性表示食品」 | パッケージ主要面に栄養機能食品である旨、その後に()書きで栄養成分を表示 例)栄養機能食品(鉄) |
なし |
表示例 | 食後の血糖が気になる方に 脂肪の吸収を抑える |
花粉が気になる方の目や鼻の調子を整えます 目の健康維持に役立ちます |
ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です | 機能や効能・効果がある表示は不可 (栄養成分の含有表示のみ) |
機能性表示食品の一例
機能性関与成分名 | 表示しようとする機能性 |
---|---|
イチョウ葉フラボノイド配糖体 イチョウ葉テルペンラクトン |
中高年の加齢によって低下する脳の血流を改善し、認知機能の一部である記憶力(見たり、聞いたりした情報を覚え、思い出す力)を維持することが報告されています。 |
DHA・EPA | DHA・EPAには、中高年の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である記憶力を維持することが報告されています。 |
※販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたもののみです。
この成分が入っていればどんな製品にも機能性表示が記載できるわけではありません。
機能性表示食品の利用のポイント!
まずは、ご自身の食生活をふりかえってみましょう。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスをとることが大切です。
たくさん摂取すれば、より多くの効果が期待できるというものではありません。
過剰な摂取が健康に害を及ぼす場合もあります。
パッケージに表示してある注意喚起事項をよく確認して、摂取するようにしましょう。
パッケージには、一日当たりの摂取目安量、摂取の方法、摂取する上での注意事項が表示されていますので、よく読みましょう。
体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止しましょう。
体調に異変を感じた際は、速やかに摂取を中止し、医師に相談してください。
パッケージには、事業者の連絡先として、電話番号が表示されていますので、商品による健康被害が発生した場合は連絡してください。
参考情報
機能性表示食品に関する情報(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/
2019年 6月作成