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季節
風邪・インフルエンザ
風邪とは
正確には「風邪」という病名はなく、鼻・喉などの上気道の急性炎症の総称を風邪症候群と言います。
インフルエンザとは
インフルエンザウイルスによるもの。鼻汁・咳などの症状に比べて、発熱・筋肉痛・関節痛・全身症状が早くから出現しやすい傾向にあります。
風邪とインフルエンザの違い
風邪 | インフルエンザ | |
---|---|---|
発症時期 | 1年を通して発症 | 冬期に流行 |
初発症状 | 鼻、のどの乾燥感、くしゃみ | 発熱、寒気、頭痛 |
主な症状 | 局所(鼻水、鼻づまり、のどの痛み、等) | 全身(発熱、筋痛、関節痛など) |
症状の速さ | 比較的穏やか | 急激で速い |
発熱 | なし、または微熱 | 40℃前後 |
原因ウイルス | ライノウイルス、コロナウイルス等 | インフルエンザウイルス![]() |
予防方法
- 外出後の手洗い・うがい
手指やのどに付着したウィルスを物理的に除去するのに有効です。
インフルエンザに限らず、一般的な感染症予防の基本です。 - 適度な湿度の保持
空気の乾燥により、のど粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
適切な湿度(50%~60%)を保つことも効果的です。
暖房などを入れる際は、加湿器や濡れたタオルをうまく利用しましょう。
こまめに水分補給をして、のどを乾燥させないようにするのもポイントです。 - 睡眠とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるため、日頃からの心がけが大切です。 - 人ごみや繁華街への外出を控える
外出する際は、「不織布マスク」をするのも防護策の一つです。
もしかかってしまったら
- 十分な睡眠をとり安静にしましょう。
- 水分を十分に補給しましょう。
- 咳やくしゃみ等がある時はマスクを着用しましょう。
- 学校や職場、人混みには行かないようにしましょう。
- インフルエンザの可能性がある場合は、市販の風邪薬などの使用は避け、早めに医療機関を受診しましょう。
参考情報
※参考元 : やさしい臨床医学テキスト、厚生労働省インフルエンザ Q&A