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カラダ
ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、運動器 (※1) の障害のために自立度が低下し、介護が必要となる危険性の高い状態と定義されています。
健康寿命 (※2) をのばすために、ロコモ予防が重要視されています。
(※1) 骨・関節・筋肉・神経など
(※2) 健康上の問題なく、日常生活を送れる期間
【健康寿命と平均寿命】
平均寿命:
厚生労働省「平成25年簡易生命表」
健康寿命:
厚生労働省「平成25年簡易生命表」
「平成25年人口動態統計」
「平成25年国民生活基礎調査」
総務省 「平成25年推計人口」より算出
平均寿命と健康寿命の差を小さくすることが重要
厚生労働省国民生活基礎調査によると、健康寿命に関わる要支援・要介護となる原因の上位は、
1位 脳血管疾患(18.5%)
2位 認知症(15.8%)
3位 高齢による衰弱(13.4%)
4位 骨折・転倒(11.8%)
5位 関節疾患(10.9%)
(4位と5位をあわせると、20%以上が運動器の障害)
となっています。介護を必要とせず、イキイキと健康に過ごすために、運動器の健康維持は大切です。
+10(プラス・テン)で健康寿命をのばしましょう!!
普段から元気にからだを動かすことで、
ロコモだけでなく、生活習慣病などのリスクを下げることができます。
厚生労働省は、運動の指針としてアクティブガイドを公表しています。
『+10(プラス・テン): 今より10分多くからだを動かそう』をメインメッセージとしたものです。
参考情報
「アクティブガイド」(厚生労働省e-ヘルスネット)
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-01-002.html
厚生労働省「平成25年簡易生命表」「平成25年人口動態統計」「平成25年国民生活基礎調査」
総務省「平成25年推計人口」をもとに株式会社富士薬品作成
からだを動かす機会や環境は、身の回りにたくさんあります。
それが「いつなのか?」「どこなのか?」、ご自身の生活や環境を振り返ってみましょう。
今より少しでも長く、少しでも元気にからだを動かすことが健康への第一歩です。+10 から始めましょう。
「速歩き」や「ながらストレッチ」などおすすめです。
目標は、1日合計60分、元気にからだを動かすことです。
高齢の方は、1日合計40分が目標です。これらを通じて、体力アップを目指しましょう。
一人でも多くの家族や仲間と+10を共有しましょう。一緒に行うと、楽しさや喜びが一層増します。