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虫刺され
虫刺されの症状
虫に刺されたり、咬まれたり、虫の毒毛に触れる事によって、痛みやかゆみ、腫れ等の症状があらわれることがあります。悪化させたり、大事にいたらないよう、適切に対処しましょう。
[局所症状]
・物理的な痛みや、アレルギー反応によるかゆみや赤み等
[全身症状]
・アレルギー反応によるじんましんやショック症状等
すぐに症状が出る即時型反応と1~2日後に症状が出る遅延型反応があります。
症状は虫の種類や刺された頻度、体質などによって個人差が大きいのが特徴です。
虫刺されの対処法
虫に刺されたらきれいな水で洗い、患部を冷やしたり、市販の虫刺され薬を使用することで症状を和らげることができます。
また、患部をかきむしることは避けましょう。治りが遅くなるだけではなく、そこからばい菌が入り傷口が可能してしまう恐れがあります。
くすりの選び方
かゆみに対しては「抗ヒスタミン成分」「鎮痒成分」が有効です。
さらに赤みや腫れもある場合は「ステロイド成分」が有効ですが、お子様の使用や患部の場所によっては避けた方がよい場合がございますので、薬剤師または登録販売者にご相談していただくことをお勧めいたします。
また塗り薬には、クリームや軟膏といった様々な剤型がございます。
それぞれの特徴を知り、使用目的やお好みに合ったものを選びましょう。
軟膏 | 刺激が少なく、薬が剥がれにくい。べたつきを感じやすい。 |
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クリーム | 軟膏と比べてベタベタせず、延びがよい。 |
液体 | べたつきが少なく、使用感がよい。ただし、清涼化成分(メントールなど)が入っている場合が多く、傷がある場合は刺激が強いため使用を避けた方がよい。 |
パッチ | どうしてもかゆくて、かきむしってしまう時にお勧め。 |
医療機関を受診する目安
以下の場合は市販の薬では対応できない場合がありますので、医療機関の受診をお勧めします。
- かきむしって化膿してしまっている場合
- 刺された部分に強い痛みや腫れ、水疱ができている場合
- 市販薬を5〜6日使用しても症状が改善しない場合
- 刺された方がアレルギー体質である場合
また以下の項目に当てはまる場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
- 刺された箇所が広範囲で重症の場合
- ドクガ、チャドクガなどの毒性の強い虫によるもの
- マダニなど感染症を媒介する虫によるもの
- 発熱や吐き気、強いだるさ、気分が悪くなるなど全身症状を感じる場合
- 蕁麻疹や息苦しさなどを感じる場合
虫刺されの対処法
①なるべく肌の露出を避けましょう。
長袖・長ズボン、帽子、タオルを首に巻く等、肌を覆う工夫をしましょう。
②虫除け剤を活用しましょう
- タイプ : 肌用、衣服用
- 成分 : ディート、精油(レモンユーカリなど)
③帰宅後はすぐに入浴し、清潔な服に着替えましょう。
虫や針・毒毛などが付着していないか、虫にさされていないか確認しましょう。
また、皮膚炎の原因となるおそれもあるので、虫除け剤も洗い流しましょう。