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生活習慣
飲酒と健康
お酒は昔から世界各地で親しまれてきました。日本でも「酒は百薬の長」といわれ、適量を守り、適切に飲酒した場合にはさまざまな効用があげられます。 食欲の増進、ストレス緩和、コミュニケーションの円滑化などがあります。逆に、「酒は百毒の長」ともいわれ、過量の飲酒が重なると、さまざまな病気のリスクが高まることがわかっています。 肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病などのリスクが高まったり、さまざまな肝臓の病気を引き起こすこともあります。お酒を楽しむために、適量を守りましょう。
酔うとは
血液中のアルコールが脳に運ばれ、脳がマヒしている状態が酔うということです。
お酒の適量とは
酒類 | アルコール度数 | 量 |
---|---|---|
ビール | 5度 | 中瓶1本(500ml) |
缶チューハイ | 5度 | 1.5缶(520ml) |
ワイン | 14度 | 1/4本(180ml) |
日本酒 | 15度 | 1合(180ml) |
焼酎 | 25度 | 0.6合(110ml) |
ウィスキー | 43度 | ダブル1杯(60ml) |
純アルコール量(g) = お酒の量(ml) × アルコール度数(%) / 100 × 0.8
厚生労働省は「健康日本21」の中で、「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」としています。 個人差もありますが、一般に体重60~70kgの人のアルコール処理能力は1時間に純アルコール約5gとされており、上記の量を飲んだ場合、アルコールの処理に約4時間かかることになります。 また、日本人はアセトアルデヒドの代謝速度が遅い低活性型が37~38%、非活性型が6~7%といわれ、欧米人に比べてお酒に弱いといわれています。これは遺伝子によるものなので、後天的に変わることはありません。
飲酒と疾患
脳 | 脳卒中 | 循環器 | 心筋症 |
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急性アルコール中毒 | 高血圧 | ||
アルコール依存症 | 胃 | 胃炎 | |
アルコール性認知症 | 胃潰瘍 | ||
食道 | 食道炎 | 十二指腸 | 十二指腸炎 |
食道がん | 十二指腸潰瘍 | ||
肝臓 | 脂肪肝 | 代謝系 | 膵炎 |
アルコール性肝炎 | 糖尿病 | ||
肝硬変 | 高尿酸血症、痛風 |
お酒と一緒に薬を併用すると、薬が代謝されず作用が強く現れたり、逆に薬に対する耐性が上がり作用がなくなったりします。 薬と一緒に飲酒することのないよう十分に注意することが必要です。薬を服用している方は飲酒習慣についても医師等に相談しましょう。
おいしく楽しく健康に過ごすために、適正飲酒を実践しましょう!!