薬にこめられた想い それは、私たちの自信と誇り 研究編 製造編

1つの医薬品製造で、何千何万という人を笑顔にしたい。

就職活動を開始したときは、薬局で調剤業務をするつもりだった。
卒業研究を進めながら将来を考えるうちに医薬品製造の仕事に興味を持った。
目の前の患者様一人ひとりを救うのも素晴らしい仕事だが、よい医薬品を製造すれば、
顔の見えない何千何万という人を笑顔にできる。
そう考えて志望職種を変え、富士薬品に就職を決めた。
1年目は品質管理グループに配属。
購入した医薬品の原料が公定書に則ったものであるかチェックする業務だ。
各試験は、決められた通りに行えば一定の結果が出るはずだが、
なかなかすんなりと結果が出ない。
一つも結果を出せない日もあり、焦りが募った。
先輩や上司に相談して、ときには実際の試験操作を一つずつ見て頂いて、
うまくいかない原因を探ってもらった。

結果が出せず焦るも、先輩や上司の助けで自信を持てるように。

忙しく自分の業務を抱えながらも、周りの先輩方は親身に指導をしてくださった。
本当に感謝している。
結果を出せずに悩んでいるとき
「そういう日もあるさ」と言われて心の重荷がとれたこともある。
機器の使い方ひとつとっても思うようにいかなかった初年度だが、
周囲に助けられ、半年程で自信をもって業務に取り組めるようになってきた。
そうして2年目、新しい部署の技術開発グループに異動した。
原薬を投与できる形の医薬品にする製剤化業務だ。無菌医薬品の担当となった。
もともと興味のあった分野だが、1年目とはまったく違う業務内容。
また新たな緊張の日々が始まった。
新業務にも慣れてきた頃飛び込んできたのが、
通常1年程度を要する製剤化を半年程度で完成させてほしいという治験案件。
大変だったが思い出深い案件だ。

出荷のトラックを見送りながら、こみ上げた達成感と喜び。

この案件では、原薬の物性もよくわからない部分が多かった。
半年という短い期間で分析法を確立し、製剤の形を作り、製造条件を確立し、
出荷を完了しなければならない。
内容も時間も難題だった仕事をやり遂げ、夜遅くに出荷トラックを見送ったとき、
多くの人を笑顔にできる医薬品製造の魅力を再認識した。
この案件後には、ほぼ1人で製剤化を成し遂げる実績もつくる。
入社2年目は大きく成長できた1年だった。
現在、私たちは、自社開発・他社からの委託を含め、
大きく成長する分野の医薬品も多く扱っている。
がん治療で画期的な効果を期待できる薬は、今後の医薬発展の中心にもなるだろう。
薬が製品となり出荷されるトラックの先にいる何万もの笑顔のため、
ますます頑張りたい。