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『食品表示のルール、ご存知ですか?』

すべての加工食品に原材料の産地を表示します

いつも食べている、その加工食品。原材料の原産地がどこか、ご存知ですか?
これまで、多くの加工食品には原材料の原産地表示が義務付けられていませんでした。そのため、加工食品を選ぶ際に、原材料の原産地情報を得ることが難しい面がありました。
2022年3月末までに順次、すべての加工食品原材料の原産地が表示される制度(原料原産地表示制度)が導入され、私たちは産地を見て商品を選ぶことができるようになりました。

原料原産地はどのように表示されるの?

1番多い原材料生鮮食品(生鮮原材料)の場合 → その原産地を表示

名称 ウインナーソーセージ
原材料名 豚肉(アメリカ産、国産、その他)、豚脂肪、…(←原材料は量の多い順に表示されています)

※上のように2か国以上の産地の豚肉を混ぜている場合は、多い順に国名を表示
3か国目以降は「その他」とまとめて表示も可。また、3か国以上の外国の産地である場合は、(輸入)とまとめることも可。

1番多い原材料加工食品(加工原材料)の場合 → その製造地を表示

名称 チョコレートケーキ
原材料名 チョコレート(ベルギー製造)、小麦粉、…

※チョコレートがベルギーで作られたことを意味します。
ベルギー産のカカオ豆を使用しているという意味ではないので注意!

1番多い原材料以外には原産地表示はされないの?

1番多い原材料以外に産地を表示する義務はありませんが、2番目以降の原材料についても、食品メーカー等の自主的な取組として原料原産地表示をすることが望ましいとされています。

「国産」と「国内製造」はなにがちがう?

「○○製造」と表示されている場合、その原材料が作られた国を意味しており、○○産の原材料を使用しているという意味ではありません。

表示 原材料の種類 表示の意味
国産 生鮮食品 その原材料が国産
国内製造 加工食品 その原材料が国内で作られた(※)

※加工食品に使用された生鮮食品の原材料が国産という意味ではありません!

 

 

食品添加物の「人工」「合成」表示を削除

みなさんは加工食品を食べる際に、食品添加物の表示はチェックしていますか?
実は、2020年7月に「人工甘味料」や「合成着色料」などの表示から「人工」「合成」の用語が削除となりました。定義が不明確である「人工」「合成」の用語を、「無添加」や「不使用」と共に用いることで、実際のものより良いと消費者に誤認させるおそれがあるためです。また、「化学」「天然」という用語も、食品添加物の表示で既に使用が認められていません。

また、2022年4月には、食品添加物の不使用表示についてもルールが設けられ、添加物を使っていないことを容器包装に表示する場合、次のような表示が消費者に誤認を与え、食品表示基準として禁止事項に該当する恐れが高いとされました。(※)

<表示NG例>

  • × 無添加となる対象が不明確な、単に「無添加」という表示
  • × 「人工甘味料不使用」 というような食品表示基準から削除された用語を使用
  • × 「無添加だから安心」 というような無添加を健康や安全の用語と関連付ける表示
  • × 過度に「無添加」を強調する表示

※2024年3月末までの間に表示を見直すこととされています。

参考情報

消費者庁 新たな加工食品の原料原産地表示制度に関する情報
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/quality/country_of_origin/

消費者庁 食品添加物の不使用表示に関するガイドライン検討会
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_006/
をもとに株式会社富士薬品作成

過去の食品添加物に関するニュース

ご存知ですか?食品添加物
https://www.fujiyakuhin.co.jp/contact/news/n0021.php

2022年8月作成

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